HOME 2003年の花シーズンを振り返って
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コジマエンレイソウ Trillium smallii (小島延齢草 ユリ科)





野草を見るために地球岬の散策路を初めて歩いたのは2001年の春です。珍しい花がたくさんあることが分かって、お気に入りの場所の1つになりました。見られるスミレの種類が豊富で、特にこの地域で最大規模といわれる(フチゲ)オオバキスミレの群生はすばらしいです。スミレの他に楽しみにしているのがこのコジマエンレイソウ。道内の石狩以南に産し、札幌市内では星置緑地でクロミノコジマエンレイソウが見られます。赤い花弁がとてもチャーミングですが、花弁が3枚とも揃っている個体はそれほど多く見かけません。花弁のない個体は普通のエンレイソウと同じように見えますし、また花弁が付いていてもヒダカエンレイソウと見分けるのはなかなか難しいです。

今年も地球岬を訪れましたが、なんとトイシノエンレイソウまで見つけてしまい、ますます好きなフィールドになりました。ただ、春にしか歩いたことがないので、その他の季節にはどんな花が咲くのか、とても気になります。(2003年4月29日 室蘭市 地球岬にて撮影)