2014年5月10日 福島県北塩原村にて撮影
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オウレン （黄蓮）
Coptis japonica 【キンポウゲ科オウレン属】
2014年5月10日 福島県北塩原村にて撮影
| 北海道、本州、九州に分布する、春一番に咲き出す花の1つです。葉の形から、キクバオウレン（菊葉黄蓮）とも呼ばれます。オウレンの仲間は葉の形で区別でき、本種は1回3出の複葉ですが、セリバオウレンは2回3出、コセリバオウレンは3回3出です。しかし、変異が多いようで、これだけでオウレンとセリバオウレンのどちらか判別するのは難しいケースもあるようです。ただ、小葉の大きさは本種オウレンは圧倒的に大きいです。また、葉だけではなく花も一回り大きく、草丈も高いように感じられます。 福島県内では会津地方にまれに見られるようです。私たちが初めて見たのは、オオミスミソウやコシノカンアオイなどを目当てに訪れたお隣の新潟県です。その後、福島県内では初夏の裏磐梯や会津の山で葉と果実を目にしました。自生地は分かったものの、花が咲く時期に入山するのが難しいこともあり、ようやく花を撮影できたのはこちらでの8シーズン目になりました。 |
