2009年4月30日 福島県只見町にて撮影
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コシノカンアオイ （越の寒葵）
Heterotropa megacalyx 【ウマノスズクサ科カンアオイ属】
2009年4月30日 福島県只見町にて撮影
| カンアオイの仲間は各地で変異が見られ、その土地土地の名を付した種が知られています。このコシノカンアオイは、コシノ（越の）の名が示すように、北陸地方と東北地方西部に分布します。花期は3月下旬〜5月、とにかく花が大きくて、径は2.5〜4センチもあります。卵状広楕円形〜ほこ形の葉も大きく、長さは9〜12センチあり、表面には短毛が生えています。長い柄の先に大きな葉が付くので、花と葉の両方を入れた写真を撮るのは難しいです。この地域ではコシノカンアオイの他には、その近縁種のユキグニカンアオイ（花が小型で花柱附属突起の先端ががく筒入口にまで達する）と、その変種で最近見出されたアラカワカンアオイ（花が大きく、花柱附属突起の先端ががく筒入口にまで達しない）が分布します。 福島県では会津地方西部でまれにしか見られません。県版RDBでは絶滅危惧 II 類の扱いです。私たちは只見町と西会津町で見ることができました。 |
