HOME 2003年の花シーズンを振り返って
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アカモノ (イワハゼ) Gaultheria adenothrix (赤物 ツツジ科)





ニセコの白樺山は新見峠を挟んで前目国内岳と対峙する標高950mほどの山です。登山口から1時間もかからずに頂上まで行けるお手軽な山で、「北海道 夏山ガイド」ではシャクナゲ岳へのコース上の山として紹介されています。意外に知られていませんが、この山は高度が低い割には花の種類が多く、特に山頂付近に咲くミヤマアズマギクはすばらしいです。5年ぶりに訪れた今年は6月下旬の山歩きとなりましたが、ちょうどアカモノが見頃で、たくさんの群生に出会えました。真っ赤ながく片と純白の花冠が美しい花です。「アカモノ」の名は赤い果実に由来し、対照的な「シロモノ」はシラタマノキの別名です。10月上旬に紅葉を見に訪れたニセコのイワオヌプリ周辺では両者が混生していて、紅白揃い踏みを鑑賞できました。(2003年6月22日 ニセコ白樺山にて撮影)