Hepatica americana, Buttercup Family (Ranunculaceae)
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Round-lobed Hepatica
Hepatica americana, Buttercup Family (Ranunculaceae)
| 今まで自宅から近い所ばかりに花を見に行っていたので、今回は少し内陸の方へ出かけました。自宅のあるRockvilleからI-270を北に進んでFrederickへ向かい、さらに西方のWashington郡を目指します。この辺りは石灰岩地帯で、いろいろ変わった花が見られるそうです。まだまだ花には早いのでしょうが、偵察がてらに行ってみました。 まず、Ferry Hillというポトマック川を見下ろす小高い丘の散策路を歩いてみました。対岸はWest Virginia州です。やはり花には早いようで、ちょっとがっかりです。青い鳥などを見て、てくてく川の方へ降りて行くと、とある岩場の斜面でRound-lobed Hepaticaがいくつか花をつけていました。草丈10センチほどのキンポウゲ科の花です。北海道にはありませんが、日本のミスミソウやスハマソウの仲間ですね。花弁（本当はがく片）の色は純白のものや、白地にピンク色の筋があるもの、薄い青色、濃い青色など様々です。大きな葉が3つに裂けて、裂片の先は丸くなっています。この点ではスハマソウに似ていますが、ミスミソウ（三角草）のように先が尖っている仲間もいて、Sharp-lobed Heapatica (Hepatica acutiloba)という名前だそうです。咲き出したばかりの花茎には柔らかそうな毛が密生しています。 この花の他には小さなSpring Beautyがいくつか見られただけで、Billy Goat Trailと比べて開花は遅れているようです。この後、近くのSnyders Landingというポトマック川岸にも行ってみました。崖斜面を登ってみると、ここでもRound-lobed Hepaticaが咲いていました。やはり花には早いようで、Spring Beautyがぽつぽつ、Cut-leaved Toothwortはまだ硬い蕾で、お目当てのTwinleafにも出会えませんでした。もう少し暖かくなったらまた訪れようと思います。（2005年3月20日 Ferry HillとSnyders Landingにて撮影） |
