Green Dragon
Arisaema dracontium, Arum Family (Araceae)

北米には日本のマムシグサに似たジャック・イン・ザ・プルピットの他に、本種のようにカラスビシャク（Pinellia ternata）やオオハンゲ （Pinellia tripartita）に似た花をつける仲間も見られます。一般名は、10～20センチほどまでのびる肉穂花序の付属体を竜の舌に見立てたものです。長い柄のある1枚の葉は5～15枚ほどに裂けます。なお、カラスビシャクやオオハンゲは3枚の小葉をつけるハンゲ属の花であるのに対して、本種は「ジャック」と同じテンナンショウ属に分類されます。 当地で「ジャック」は雑草の如くよく見かけるのとは対照的に、この花はそう簡単に見ることはできません。私たちは5月中～下旬にマッキー・ベシャーズ野生生物管理区域内の道端で出会えただけです。（2005年5月22日 McKee-Beshers Wildlife Management Area にて撮影）