2012年7月21日 福島県北塩原村にて撮影
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キバナノコマノツメ （黄花の駒の爪）
Viola biflora 【スミレ科スミレ属】
2012年7月21日 福島県北塩原村にて撮影
| 北海道から屋久島まで広く分布し、亜高山～高山の湿った草地や砂礫地、林縁に生える地上茎のあるスミレの仲間です。「スミレ」の名はもたず、葉の形が馬の蹄（駒の爪）に似ていることからこの名がつきました。草丈は5～15センチ。光沢のない軟質な葉は幅2～4センチの腎心形で、先は円いかややへこみます。表面や縁に毛があり、縁には波状の鋸歯があります。茎上の葉腋から長い柄を出して径1.5～2センチのほどの花をつけます。上弁と側弁は反り返り、側弁は無毛。褐色の筋が入る唇弁は菱状で尖り、距はごく短いです。花期は6～7月。北海道編のページもご覧ください。 福島県では吾妻連峰や那須連峰、尾瀬、飯豊山などの亜高山帯～高山帯でまれに見られる程度です。県版RDBでは絶滅危惧 II 類の扱いです。 |
