Wintergreen (Teaberry)
Gaultheria procumbens, Heath Family (Ericaceae)

ツツジ科のシラタマノキ属の常緑小低木です。日本のシラタマノキやアカモノの仲間です。初夏に白いつぼ型の花が葉脇から付きます。花の長さは8ミリ程度で、先は浅く5つに裂けます。がく片も真っ白で、まるで蝋細工のようにきれいです。長楕円形の葉は厚くて光沢があります。シラタマノキと同様に全草にサロメチール（サリチル酸メチル）の芳香があります。秋に実る赤い果実もとても美しいです。日本ではヒメコウジやチェッカーベリーとも呼ばれているようです。 こちらに来て最初の年には花を見ることはできませんでしたが、夏にFrederickの森でこの花のものらしい葉を見つけていました。多分Wintergrenに間違いないだろうと、秋に実を見に行くと、確かに常緑の葉の脇から鮮やかな赤い色の果実がなっていました。そして、2年目は5月中旬に初々しい少し茶色を帯びた葉と小さな蕾を見つけ、7月に入ってからやっと花が咲き出しました。よく通ったニュージャージー州の森でもたくさん見られました。（上： 2006年7月2日、中： 2006年5月14日、下： 2005年10月30日 Frederick Municipal Forest にて撮影）