White Trout Lily
Erythronium albidum, Lily Family (Liliaceae)

私たちが参考にしている花のガイド本（Finding Wildflowers in the Washington-Baltimore Area）によって、家から近いポトマック川河畔に白いカタクリが咲くことが分かりました。日本で白いカタクリを見つけるのは至難の技ですが、この本によるといくつかのポイントで見られるとのこと。それでも、見つけるのは大変だと思っていましたが、実際に探してみるとあっさりと出会うことができました。黄色いカタクリに混じって所々で群生しているほどです。ちょっと拍子抜けでした。 この花は黄色いカタクリのアルビノではなく、別種に分類されています。実際、花の雌しべの形が違っていて、黄色いカタクリは棍棒の様ですが、本種は先が明瞭に3つに分かれています。清々しい白い花弁ですが、基部の外側はラベンダー色です。なかなか美しい色合いです。よく見てみると、花弁の基部の内側は黄色くなっています。（2005年4月10日 Violette's Lock（上） と Sycamore Landing（下）にて撮影）

上の写真を撮った同じ日の朝早くに見かけた閉じた花です。この1時間後くらいにはもう花弁は開いて大きく反り返っていました。