Lysimachia borealis, Primrose Family (Primulaceae)
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Starflower
Lysimachia borealis, Primrose Family (Primulaceae)
| 北米東部に分布し、半日陰で少し湿った林内や草地に生育するサクラソウ科の多年草。日本の亜高山でよく見られるツマトリソウ（L. europaea）の仲間です。以前はツマトリソウ属（Trientalis）に分類されていました。 日本のツマトリソウと比べるとやけに葉が大きく、大きいものでは長さが10センチにもなります。花の大きさ（1.5センチほど）や通常7裂（まれに5裂あるいは9裂）する花弁の形はツマトリソウとほとんど変わりませんが、1株に2個あるいは3個の花がつく点でも、通常1個あるいは2個の花しかつけないツマトリソウと違っています。花の形といい、5～9枚の光沢のある細長い葉が輪生する姿も、その名にあるように星を思い起こさせるのに十分です。草丈は10～20センチ。花期は5～6月。 北方系の花なので、当地ではシェナンドー国立公園の高山や、寒冷なメリーランド州北西端のギャレット郡で見ることができるだけです。ノースカロライナ州やジョージア州の標高の高い山でも見られるようです。なお、北米西海岸地方には葉の幅が広い亜種であるブロードリーフ・スターフラワー（Broadleaf Starflower; L. borealis ssp. latifolia）が分布します。（2005年6月5日 New Germany State Park にて撮影） |