Showy Skullcap
Scutellaria serrata, Mint Family (Lamiaceae)

日本には多くの種類のタツナミソウの仲間が自生し、その見分けは難しいものが多いです。北米にもいろいろな種類があり、花のつき方、葉の形、茎の毛の有無などで分類されています。本種は花が上部にまとまってつき、葉は大きな楕円形、そして茎に毛がないことが特徴です。数ある仲間のうちで、花が最も大きく美しいとされています。北米東部に分布しますが、本種を目にする機会は非常に少ないです。私たちはシュガーローフ・マウンテンで出会うことができました。 タツナミソウの仲間の一般名である"skullcap"とは帽子の意味です。ヘルメット・フラワー（Helmet flower）という別名もあり、花の形を帽子やヘルメットに模しています。周囲を海に囲まれた日本ならではの「浪」に見立てた命名とはずいぶん違っていて面白いです。 （2005年6月4日 Sugarloaf Mountain にて撮影）