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Common Blue Violet
Viola papilionacea, Violet Family (Violaceae)


こちらに来て初めて目にするスミレの花です。Billy Goat Trail で1輪だけ咲いていました。この遊歩道ではヒメオドリコソウやツルニチニチソウのような帰化植物が蔓延っていますので、このスミレも帰化種か園芸種かもしれないと心配だったのですが、どうやら Common Blue Violetに間違いなさそうです。地上茎は無く(根元から花をつける茎と葉をつける茎が別々に出る)、葉はご覧のように心形、全体に毛はありません。葉や茎に毛があるのは学名を Viola sororia といい、Sister Violet とも呼ばれるようです。花の色は濃い青色で、中央が少し薄くなっていますが、白くて紫の脈をもつもの(下の写真。Confederate Violetと呼ばれる)などもあって、多様なようです。側弁には長い毛が密生していて、とても目立ちます。その名の通りアメリカ東部で広く見られるスミレで、実際イリノイ、ウィスコンシン、ニュージャージー、ロードアイランドの各州で州花に指定されています。(上: 2005年3月30日 Billy Goat Trail Section C、中: 2005年4月10日 Violette's Lock、下: 2006年4月9日 Sycamore Landing にて撮影)






Large-flowered Trilliumを見に行ったThompsonではアルビノを見ることが出来ました。花弁の脈の紫色はほぼ消失し、中央部と距がうっすらと黄緑色になっています。(2006年4月23日 Thompson Wildlife Management Area にて撮影)