2010年9月12日 栃木県藤岡町にて撮影
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タヌキマメ （狸豆）
Crotalaria sessiliflora 【マメ科タヌキマメ属】
2010年9月12日 栃木県藤岡町にて撮影
| 東北南部から九州・沖縄に分布し、日当たりの良い平地や丘陵地のやや湿った草地に自生するマメ科の花です。花後につく大きくふくらんだ実が褐色の毛に覆われているのが特徴で、和名はその姿を狸の尻尾や陰嚢に見立てたものです。また、花も愛嬌のある狸の顔によく似ています。草丈は20〜70センチ、茎は枝分かれせずに直立し、細長い線形の葉が互生します。花期は７〜9月で、茎の上部に10〜20個の花がつきます。花は午後に開いて夕方には閉じてしまう1日花です。 福島県では生育地が少なく、福島県版のレッドデータブックでは絶滅危惧II類に選定されています。これまで中通りの棚倉町、中島村からの報告がありますが、レッドデータブックの調査では確認できなかったそうです。私たちも県内ではまだ見たことがなく、相互リンクしている上州花狂いさんから情報をいただきまして、郡山市からも十分日帰り圏内である渡良瀬遊水地で初めて見ることができました。可愛らしくてユーモラスな花がとても印象的です。 |
