2009年7月11日 福島県会津地方にて撮影
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サワラン （沢蘭）
Eleorchis japonica 【ラン科サワラン属】
2009年7月11日 福島県会津地方にて撮影
| 北海道と本州（近畿地方以北）に分布し、山地～亜高山帯の日当たりのよい湿地に生育します。日本の特産種であり、花色に由来するアサヒラン（朝日蘭）の別名があります。 草丈は20～30センチ。葉は長さ6～15センチの線状披針形で、茎の基部近くに1個つきます。紅紫色の花が1個（ときに2個）横を向いて咲きます。がく片と側花弁は長さ2～2.5センチの倒披針形。唇弁はがく片より少し長く、先端が３裂し、中裂片に縦の隆起線があります。花期は6～7月。 福島県では会津地方の湿原でまれに見ることができます。県版レッドリストでは準絶滅危惧の扱いです。なお、県内には上向きに咲き唇弁に隆起線のないキリガミネアサヒラン（霧ヶ峰朝日蘭； var. conformis）の記録がありますが、これは唇弁が花弁化したものです。 |
