2012年10月8日 福島県伊達市にて撮影
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リュウノウギク （竜脳菊）
Chrysanthemum makinoi 【キク科キク属】
2012年10月8日 福島県伊達市にて撮影
| 本州と四国、九州（宮崎県）に分布し、山地や丘陵地の日当たりのよい岩場や林縁などに生える白い野菊です。茎や葉に、香料や防虫剤に用いられる竜脳に似た香りがあるのでこの名がつきました。草丈は30〜90センチになり、広卵形の葉は長さ3〜5センチで3中裂し、裂片はさらに浅く裂けます。葉の基部は広いくさび形です。頭花の径は3〜4センチで、舌状花は白色ですが、まれに淡紅色を帯びるものもあります。10〜11月に咲く、花シーズンの最後を飾る晩秋の花です。 関東地方以南では普通に見られる花のようですが、福島県では浜通りと中通り地方でごくまれにしか見られません。それでも、伊達市の山では岩場に咲く花をたっぷりと見ることができます。図鑑では福島県・新潟県以西で見られると書かれていますが、分布の北限は宮城県のようです。 |
