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ノウルシ (野漆)
Euphorbia adenochlora 【トウダイグサ科トウダイグサ属】



2010年5月3日 福島県相馬市にて撮影

北海道の南西部から九州にかけて分布するトウダイグサ科の花です。湿地や河川敷などに群生し、早春に花を咲かせます。苞葉が鮮やかな黄色なので、早春の群生は菜の花と見間違えそうです。生育環境の悪化によって、全国的に自生地は減っているようです。福島県でも個体数は少なく、絶滅危惧 II 類に選定されています。似た仲間にマルミノウルシがありますが、こちらの苞葉は黄色くなく、また子房にはノウルシで見られるようないぼ状の突起はありません。生育環境も異なり、ノウルシのように湿地を好むわけではなく、山地の草地や林に生えます。



2009年4月11日 栃木県藤岡町にて撮影




花のアップ 2009年4月11日 栃木県藤岡町にて撮影




2010年4月18日 栃木県藤岡町にて撮影