2015年8月22日 福島県須賀川市にて撮影
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ナベナ （山芹菜、鍋菜）
Dipsacus japonicus 【マツムシソウ科ナベナ属】
2015年8月22日 福島県須賀川市にて撮影
| 本州・四国・九州に分布し、山地の日当たりのよいやや湿った場所に生える2年草です。草丈は1メートルを超えてよく枝分かれし、全体に刺状の剛毛があります。対生する葉は羽状に分裂し、裂片は卵円形〜楕円形で縁に鋸歯があります。上部の葉は大形で、柄には翼があります。多数の花から成る頭花は長楕円形〜球形で、直径は2センチほど。下には線形の総苞があります。淡い紅紫色をした筒状の花冠の先は4裂し、4個の雄しべが突き出ます。花期は8〜10月。 福島県ではおもに中通りと会津地方に分布し、ややまれに見られます。私たちが目にする機会はあまりありませんが、南会津町や下郷町、郡山市の隣の須賀川市などで見ています。たくさんの花が集まった丸い頭花は近づいて見るととてもきれいです。その一方、草丈が高いので全体像を撮影するのはなかなか難しいです。 |
