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コケリンドウ (苔竜胆)
Gentiana squarrosa 【リンドウ科リンドウ属】



2012年5月19日 福島県郡山市にて撮影

本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい原野に生える春咲きのリンドウの花です。この花はとても小さくて、越冬葉が苔を連想させるのでこの名が付いたそうです。同時期に同じような場所に咲くフデリンドウとの相違点は、根出葉が大型のロゼット状であることと、がく裂片の先が反り返る点が挙げられます。また、花色は薄い青色です。

福島県では中通り地方にやや普通に見られるようなのですが、私たちはこちらでの6シーズン目にやっと見ることができました。まず、お隣茨城県での自生地の情報を得たので見に行って、上述したようなフデリンドウとの相違点がよく分かりました。今後の福島県内での探索に役立てたいと思っていたところ、なんと自宅から近い郡山市内の公園で自生しているとの情報をいただきました。早速見に行くと、まだ花は咲いていませんでしたが、いくつかの株を確認できました。その後再訪すると、見つけていた株以外にもたくさんの花が見つかり、あちこちで小さな花を咲かせていて感激しました。「燈台下暗し」とはまさしくこのことですね。



2012年5月19日 福島県郡山市にて撮影




2012年4月29日 茨城県にて撮影




2012年4月29日 茨城県にて撮影




2012年4月29日 茨城県にて撮影




2012年4月29日 茨城県にて撮影