2012年9月1日 福島県田村市にて撮影
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コフウロ （小風露）
Geranium tripartitum 【フウロソウ科フウロソウ属】
2012年9月1日 福島県田村市にて撮影
| 本州の山形県・宮城県以南から四国・九州に分布し、山地の林下に生えるフウロソウの仲間です。花や草姿はよく見かけるゲンノショウコ（G. thunbergii あるいは G．nepalense var. thunbergii）に似ていますが、本種の葉は３全裂すること（ゲンノショウコは３深裂）、また花柄に下向きの屈毛と圧毛が密生すること（ゲンノショウコは開出毛と腺毛）が主な相違点です。また、北海道～九州に分布するミツバフウロ（G. wilfordii）は淡紅紫色の花を咲かせ、葉は３深裂して各片が長く伸長し、花弁間のがく片が目立ちます。 環境省のRDBに記載はありませんが、全国的に産地は少なく、あまり目にする機会はないようです。福島県版のRDBでは準絶滅危惧種の扱いで、ごくまれにしか見られません。これまでに私たちは阿武隈山地と須賀川市の渓谷、また県南の八溝山の茨城県側で見ることができました。 |
