ハナイカリ （花錨）
Halenia corniculata　【リンドウ科ハナイカリ属】

2014年8月24日　那須連峰にて撮影

北海道〜九州に分布し、山地の日当たりのよい草原に生える2年草です。草丈は20〜50センチ、茎は直立してやや分枝します。対生する葉は長さ2〜6センチの先が尖る楕円形です。葉腋からのびた花柄の先にやや緑色を帯びた淡黄色の花を多数つけます。和名の由来である船の錨に似た花冠は長さ6〜10ミリで、深く4裂し、各裂片の下部は線形の距となって四方に広がります。花期は8〜9月です。 福島県では高地にごくまれにしか見られません。県版RDBでは希少種の扱いです。産地として磐梯山と尾瀬が知られていますが、私たちは飯豊連峰と那須連峰で数は少ないながらも見ることができました。磐梯山では局地的にたくさんの花を見ることができます。

2014年8月14日　飯豊連峰にて撮影




2014年9月7日　磐梯山にて撮影