ボタンヅル （牡丹蔓）
Clematis apiifolia　【キンポウゲ科センニンソウ属】

2016年8月28日　福島県只見町にて撮影

本州・四国・九州に分布し、日当たりのよい山野に生えるつる性の半低木です。葉が牡丹に似ていることからこの名があります。その葉は1回3出の複葉で、小葉は先が鋭くとがった広卵形をしていて、縁に不揃いの鋸歯があります。花は葉腋に多数つき、花弁はなく、4枚の白い花弁状のがく片が十字形に開きます。多数の雄しべと雌しべが花の中央に集合します。よく似た花をつけるセンニンソウの葉は、鋸歯のない3〜7枚の小葉からなります。花期は8〜9月。 福島県には広く分布し、ごく普通に見られます。私たちもいろいろな場所で目にしています。センニンソウは浜通りと中通り地方で普通に見られます。

2016年8月28日　福島県只見町にて撮影




2009年8月22日　福島県いわき市にて撮影