2014年4月12日 福島県いわき市にて撮影
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アマナ （甘菜）
Amana edulis 【ユリ科アマナ属】
2014年4月12日 福島県いわき市にて撮影
| 東北地方南部から九州にかけて広く分布し、日当たりのよい草原や土手などに生える早春の花です。草丈は15〜20センチ、茎先に1個の白い花をつけます。花弁（花被片）の外側には赤茶色の筋があり、とてもきれいです。天気が良くないと花は開きません。花の基部には2枚の苞葉があります。また、細長い葉も2枚あって、白緑色をしています。和名は、地下の鱗茎に甘みがあって食用にされることによります。なお、よく似た仲間にヒロハノアマナがありますが、こちらは関東地方以南に分布し、葉の中央に白い筋があり、苞葉は3枚あります。 福島県が分布の北限で、いくつかの場所に記録があるものの、なかなかお目にかかれません。私たちはこちらでの4シーズン目にいわき市の渓谷でやっと見ることができました。その後は福島市内やいわき市の別の場所でも出会えました。セツブンソウの群生地として有名な栃木県栃木市の星野では、セツブンソウが終わって実をつけ始める頃に、このアマナの花が見られるようになります。この時期には訪れる人は少なく、ゆっくりと写真を撮ることができます。 |
