このたび私たち夫婦と福島県植物研究会の会員で以前より親交のある遠藤雄一先生の共著で、『ふくしま スミレ図鑑』を歴史春秋社（福島県会津若松市）より出版しましたのでお知らせします。本書は私たちが福島県内を歩き回って撮りためたスミレの写真（変種と品種を含めて60種）をまとめたものです。自生している姿をとらえた写真とともに、それぞれの種の国内分布、生育環境、特徴、似た仲間との見分け方、また県内の分布を分布図とともに詳述しました。B5判で本文122ページです。上の写真は本のカバーです。

実際には帯がついた状態で書店に置かれます。出版社は特に我々の経歴に興味をもったようで（巻末に「著者略歴」があります）、帯にインパクトを与えて購買意欲を高めるデザインとしたそうです。興味を惹かれるでしょうか？

目次です。掲載種は県内の分布状況により6つに分類し、また、私たちがこれまで県内で確認できた5つの自然交雑種を収録しました。

サンプルページです。基本的に見開きで1種を扱い、種によってはさらに変種や品種の写真、群生写真などを載せました。県内の分布図は主に福島大学貴重資料保管室植物標本庫（FKSE）に所蔵されている標本を基に作成しました。

定価は税込みで ¥1,800 です。県内では書店に置かれ、手に取って確かめることができます。県外では難しいかもしれませんが、取り寄せ可能の書店があります。出版社のサイト（歴春うぇぶ）のWebショップや amazon、楽天ブックスなどの通販サイトでも購入できます。

本書を通して多くの方に福島県に咲くスミレの魅力を知っていただければうれしいです！