ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ　（深山竜胆）　リンドウ科

【学名】 Gentiana nipponica

【花期】 7月下旬～9月

【草丈】 5～15 cm程度

【和名の由来】高山に咲くリンドウの仲間。「リンドウ」は漢名の「竜胆」に由来。根が非常に苦く、熊の胆よりももっと苦いことから、熊よりランクの高い竜（架空の動物）の胆の苦さにあてた。

【生育地・特徴など】高山のやや湿った草地に生える多年草。葉は卵状長楕円形で、厚みと光沢があり、対生する。葉の長さは4～10 mm。花冠は大きく5つに裂け、裂片の間に小型の副片がある。

2001年8月11日　大雪山赤岳

高山で7月下旬頃から目にするポピュラーな花。この花が咲きだすと、そろそろ花の季節も終盤を迎えることになる。大雪山や十勝連峰などいろいろな山で見かける花であるにもかかわらず、なかなか良い被写体には出会えない。できればたくさん群れて咲いている姿を撮りたいのだが．．．。また、晴れていないとこの花は開かない。以前、格好の花株を見つけたのだが、草が少し被っていて、撮影の邪魔にならないように横に退けた。その時、誤って花に軽く触れてしまったのだが、なんと花はあっという間に萎んでしまった。とても繊細な花のようだ．．．。（2002年8月7日記）


2002年8月14日　大雪山小泉岳	白花　2002年8月14日　大雪山白雲岳